ジギタリス 

学名  Digitalis purpurea
日本名  キツネノテブクロ(狐手袋)
科名(日本名)  オオバコ科
  日本語別名  ジギタリス
漢名  毛地黃(モウチコウ,máodìhuáng)
科名(漢名)  車前(シャゼン,chēqián)科
  漢語別名  洋地黃(ヨウチコウ,yangdihuang)、紫花洋地黃、自由鐘(ジユウショウ,ziyouzhong)
英名  Common foxglove, Purple foxglove
2012/04/20 小石川植物園

2007/04/12 明治薬科大学薬草園

2007/05/10 薬用植物園
2008/05/22 同上

2006/08/28 明治薬科大学薬草園

 ジギタリス属 Digitalis(毛地黃 máodìhuáng 屬)には、歐洲・西&中央アジア・シベリアに約19-27種がある。

  サビイロジギタリス D. ferruginea(銹點毛地黃)
  オオバナジギタリス D. grandiflora(大花毛地黃)
  ケジギタリス D. lanata(狹葉毛地黃・毛花洋地黃)
         
バルカン・東歐・小アジア産 『中国本草図録』Ⅱ/0821 『(修訂) 中葯志』V/29-37
  キバナジギタリス D. lutea(黃花毛地黃)
  D. obscura(西方毛地黃) スペイン産
  キツネノテブクロ
(ジギタリス) D. purpurea(毛地黃・洋地黃;E.Foxglove)
         『(修訂) 中葯志』V/29-37
  D. thapsi(毛蕊洋地黃)
   
 オオバコ科 Plantaginaceae(車前 chēqián 科)については、オオバコ科を見よ。
 英名 foxglove は、アングロサクソン人が この花を指に挿して魔よけに用いたことによる。
 和名キツネノテブクロは、英名の訳。
 学名の属名 Digitalis は「指の」の意、これも英語から。
 漢名を地黃と言うものは、ジオウ
 モロッコ・イベリア・コルシカ・サルデーニャ・英仏・ドイツ・チェコ・スウェーデンに分布、世界各地で薬用・観賞用に栽培される。日本には1879年に入る。
 ジギトキシン digitoxin・ギトキシン gitoxin などの強心配糖体を含む、有毒植物。
 毒草であることは古くから知られており、民間薬として用いられてきた。
 1650年にイギリス薬局方に収載。
 日本薬局方では、葉を乾燥し、葉柄・葉脈を除いて細切りにしたものをジギタリスの名で載せる。強心利尿薬。
 アングロサクソン人は、花の内側にある紫色の斑紋は妖精の指紋と考えた。

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